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チャングム 51話 [宮廷女官チャングムの誓い]

キョンウォン王子は高熱を出し、ひきつけ、意識を失ったということで、すぐに様子を見に行く王と皇后。ウンベクが診察しています。

王は、チャングムに王子の治療を任せてはと皇后に提案しますが、皇后は王子を医女に任せるのは嫌だと拒否。王が、しかし、皇后は余の治療を医女に任せたではないかと言うと、医局長は疑わしく、ネイウォンの医務官にも信頼が置けず、時間がなかった、他に仕方がなかったからだと言います。チャングムを王の主治医に任命したのは、私への無言の戒めであること、よくわかっております、今は反省しております、どうか、医女に見せろなどとおっしゃらないで下さい。キョンウォンをどうかお守りくださいと言う皇后。

王の主治医を辞退したため、チャングムはファリンソへ戻ることに。主治医をそんなに簡単にあきらめるのか、こんなことで志を捨てるのですか、と聞くミン・ジョンホ氏。チャングムは、医局長様を差し置き、淑媛(スグォン)さまを苦しめてまでこだわることではございません、申し訳ございませんと答えます。

王の前に訴状が山のように届きます。これはミン・ジョンホ氏に対する訴状で、ただ一人、チャングムを主治医にすることに賛成したため、国の法を犯した罪で、島流しにするようにという意見です。王はチョンホ氏を呼び、皆が反対する中一人賛成して、余の目に止まろうと考えたのかと問います。チョンホ氏はとんでもないことですと答え、医女チャングムを王の主治医にという意思を貫いて下さいと言います。チャングムは女人ゆえ大臣たちが反対している、なぜそれほどこだわるのかと言う王。最も大事なのは「人」だからです、王として一番に果たすべきは、優れた「男」を適所に据える事ではなく、優れた「人」を適所に据える事。医女チャングムは王族の治療にも当たり、疫病と間違えて民を見捨てたときも、それが食中毒だと突き止め、多くの命を救った、チェ女官長やオ・ギョモの事件のときも誰の誘惑にも脅迫にも惑わされなかった、王の傍に仕えるものとして、何の不足もございません。信頼するに足る優れた人物を選び、適所に置くことですと。
科挙で、15歳にして主席で合格したチョンホ氏。そちは試験に合格したときも同じことを言っていたと言葉をかける王。では、そちは臣下として何に長けておると言う問いに、チョンホ氏は、意味のないしきたりや、周りのねたみに行く手を阻まれている優れた人物を王様の傍に置くことだと答えます。

大臣らはミン・ジョンホ氏が一人で王の前に呼ばれたと知ります。王の信頼を得るために賛成したのだ、姑息な輩だ、許すわけにはいかぬと考えます。
チョンホ氏の上司、右大臣も彼が足かせになるとは思わなかった、参ったのぉと。

ファリンソには、貧民が病気の子供を抱えてやってきます。高熱で死にそうと訴えます。ファリンソの者は断りますが、チャングムは受け入れます。病気の子供の手に発疹があります。顔にも。チャングムはすぐに子供を医務官に見せます。この発疹は。

宮中ではネイウォンの診断でキョンウォン王子が天然痘とわかったため、隔離して治療することになりました。この時代、天然痘は予防も治療もできない病気でした。皇后は王子の部屋に入ろうとしますが、大人にも移る恐れがあるため王に止められます。移ってもかまわぬ、中に入れてくれと頼む皇后です。そこへ皇太后がやって来て、母として心配なのはわかるが、しかし何よりも皇后とは王の妻である、王の健やかなる事が第一。皇后殿に戻りなさいと叱ります。

ネイウォンでは、都の天然痘の状況を見るためヘーミンソと東西のファリンソの視察に行くことになりました。

どうか、キョンウォン王子をお助け下さいと神に祈る皇后。天然痘には治療法が無く、運を天に任せるしかないのです。

トックおじさんの妻(おばさん)に、居酒屋にこの薬を配るようにと言いつけるチャンドク。効果があるかどうかはわからないけれど、とにかくやってみなければなりません。くすねないでと言うチャンドクに、私だってかわいい子供を2人疫病で亡くしている、くすねたりしませんよと答えるおばさん。おばさんに謝り、梅の花と菜の花を取って来るよう指示するチャンドク。そのことを知ってれば、もしかして子供たちも死なずに済んだのにと言うおばさん。

視察に行くチボクとウンビが通りがかり、なぜ怪しい薬を配るのだと、とがめます。わからないからこそ、確かめるために使ってみなければ、と答えるチャンドク。天然痘を調べに来たんなら、患者は西のファリンソに集められていると言うチャンドク。そこはチャングムのいるところ。ウンビはまたチャングムがでしゃばっているに違いないわ、と言います。

西のファリンソに行ってもチャングムはいません。イクピル、チボク、ウンビ、シンビがチャングムのところに案内される途中で、貧民のチンドン屋が鐘太鼓を鳴らして人を集め、紙に書いた天然痘の予防法を知らせていました。薬を配るのも、予防法を知らせるのもすべてチャングムがしたことです。
チャングムは患者を貧民の小屋に隔離し、わが身を省みず、一人で天然痘の子供たちの看病をしていました。
ネイウォンの一行はそこへ行き、シンビが近づいて入るわよ、と声を掛けますが、駄目と答えるチャングム。あなたは宮中で治療をする医女だからと。実はキョンウォン王子も天然痘にかかられた、もし処方を見つけたのなら教えてと言うシンビに、今はただ患者の症状を記録して、症状に合わせて処方を工夫している段階、もう2人死んだけど、でも必ず処方を見つけて見せる、そうすれば多くの人が助かるわと言うチャングム。チボクはイクピルに何か言葉を掛けるように言いますが、イクピルらは何も声をかけずに去ります。

王子の部屋に入ろうとする皇后を止める王。医務官や医女らの王子様、と呼びかける声が聞こえ、皇后はたまらず王子の部屋に入り、病気が移る恐れがあるにもかかわらず、王子を抱きしめます。何とかして王子を助けておくれと懇願する皇后。皇后の取り乱した様子を見て、皇后が不憫でならぬ、イクピルにどうか王子を助けてやってくれ、どんな治療法を使ってもかまわぬ、と言う王。
イクピルは夜、チャングムのいる小屋を訪れます。チャングムは、病気の子供を抱いて、励まし、看病を続けています。そっとその様子を見て、無言で立ち去るイクピル。

王子が心配だが自分は何もできぬので、食欲もない皇后。しかし、食事を持ってきた最高尚宮(チェゴサングン)は、そんなことではいけません、周りのものが健康でこそ、病人が治る、回りが先にあきらめてはいけません、と言います。その言葉、チャングムね、と言う皇后。私にも同じことを言っていた、と。

チャングムが看病していた子供が治り、親たちは大喜び。あばたもなく、失明もせず、足に麻痺もありません。チャンドクがやって来て、どうやって治したのかと尋ねると、病を病ませてみただけなのです、と答えるチャングム。今までは熱が出たら下げ、発疹が出れば抑え、水ぶくれも膿も抑えていた、私は逆に、熱が出たら発汗をうながし、発疹や水ぶくれや膿がでたらどんどん出すようにしてみたのですと。経過を書きとめていたチャングム。これはすばらしい記録だわと言うチャンドク。しかし、患者によって症状も経過も違うので、すべての患者を救える方法ではないと言うチャングム。

チャングムが天然痘の子供を治したと聞き、チャングムが治療をしている粗末な小屋まで、皇后が直々にやって来、王子を助けておくれと言います。

宮中に戻り、ネイウォンの仲間たちと共に王子の治療にあたるチャングム。皆が協力し、(チャングムに批判的だったあのウンビまでも)、知恵を出し合い、力をあわせて仕事に励みます。

王に、都の天然痘は西のファリンソの迅速な判断により、終息しつつあると報告するミン・ジョンホ氏。決め手は民間療法を含め、医学書に書いてある予防法を広めたことで、流行が抑えられたと。的確に判断したのは医女チャングム。そこに長官が、皇后がチャングムを迎えに行き、王子の治療に当たらせていると報告します。

治療の甲斐あって、やがて王子は天然痘が治ります。王と共に王子の部屋に行き、喜ぶ皇后。その後、皇后は、そちは一人であの小屋で貧しい子らを励まし、自らの体を省みず看病を続けていた。そんなそちに私は人を殺めろとむごいことを命じたのだ。わが子が病にかかると露思わず、人の子の病を利用しようとした。かかれば助からぬと言われる恐ろしい病であるのに、そちはあきらめずに処方を探し、そして王子を助けてくれた。私が間違っていた、この恩は決して忘れぬ、これからは思う存分医療を施すがよい、と言う皇后。

居並ぶ重臣たちを前に、天然痘を防ぎ、キョンウォン王子を救った医女チャングムに米と布を与え、従九品として余の主治医に任命すると告げる王。

最高尚宮(チェゴサングン)、チャンイ、淑媛(スグォン)はチャングムが従九品に処せられると知ってビックリ。奴婢の身分の医女に官職を与えるなど、聞いたことが無かったからです。(ちなみに尚宮(サングン)は従五品、側室である淑媛(スグォン)は従四品)チャングムの身を案ずる淑媛(スグォン)です。

しかし大臣らは、それは国の根幹を揺るがす命令だと大反対。この国のあり方も起きてもすべて無視しネイウォンの秩序も根こそぎ揺るがす考えだと。
イクピルがやって来て上訴文を提出。王は彼に内容を皆に述べよと言います。ネイウォンの医務官、医女は全員王の意志に従いますと答えるイクピル。驚く大臣ら。私は医女チャングムの師匠に当たる者、それでもチャングムの指揮を受けようと思うのは、医術者としてのチャングムの姿勢にございます。チャングムの医術は母の愛でございます、ファリンソにおいても、王子の治療においても同じでございました。喜んでご命令に従いますと。なおも大臣らが反対する中王は、最終的に医女チャングムを従六品にと。王はミン・ジョンホ氏に辞令を交付せよと命じます。


次回に続く!


キョンウォン王子が病気が治り、「よかったわねえ」と言う皇后に、「母上さまぁ~」ニコニコ、と言うところがかわいかったです。


予告で、んんんんん?医女チャングムを側室にとか言いましたか?
王はなに考えてんだ!皇后や、側室も何人もいるのに、なぜまた必要か?

チャングムには、ミン・ジョンホ氏がいますから。
邪魔するなよ・・・って感じです。


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