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宮廷女官チャングムの誓い ブログトップ
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チャングム 14話 [宮廷女官チャングムの誓い]

宮廷の味噌の味が落ちた原因を突き止めたハン尚宮(サングン)とチャングム。それは、味噌瓶のそばの木を切ったため、花粉が味噌に入らなくなったせいでした。味噌騒動も一件落着。

味覚が戻らないチャングムは、なんとか治療法はないかと医学書を読み漁ります。菜園の元医務官・ウンベクを尋ね、診察を受けるチャングム。ウンベクは、「訓練中の怪我をした兵士が蜂に刺されたところ、怪我が全快した」と言う話を聞き、蜂の針が治療に使えないか研究していました。自分に実験してくれと頼むチャングムですが、危険だからと断られます。

ハン尚宮(サングン)はチャングムに、味見をせずに料理を作る訓練をします。女官たちが新しい料理を作り、競い合う新味祭が行われます。料理の味の判定をするのはチェ尚宮(サングン)とハン尚宮(サングン)です。チェ尚宮(サングン)は、女官たちに自分の料理と隣の女官の料理とを交換して味の評価をさせます。チャングムはあきらかにまずいヨンノの料理と交換し、味の評価をしますが、味が調和していると答えたため、チャングムは味がわからないということがチェ尚宮(サングン)にばれます。最高尚宮(チェゴサングン)の部屋に呼ばれ、味覚テストをされるチャングム。 チェ尚宮(サングン)は、誰も料理したことが無く、食べたことも無いクジラの肉を料理できたら、お前を認めると言います。

チャングムは菜園に行き、ウンベクに再度蜂の針で自分を治療してくれと頼みます。チャングムの言うとおり、蜂から針を抜いてから、チャングムの治療にその針を使ったウンベク。しかし、効果はわからないと言います。

スラッカンにいるチャングムに、チェ尚宮(サングン)が、今日の夕食にクジラ料理を作る、と言いいます。チャングムは宮廷にハチミツを献上に来たトックおじさんに会いに行きます。おじさんは苦いものを食べると舌が治ると言い、とても苦い豚の胆のうをチャングムに食べさせます。チャングムはおじさんにクジラの肉の味はどんな味か聞きます。

クジラ肉が運ばれ、チェ尚宮(サングン)とクミョン、ハン尚宮(サングン)とチャングムが調理。チャングムは串焼きを作るように命じられます。女官たちが見守る中、料理ができあがり、最高尚宮(チェゴサングン)が味見をします。最高尚宮(チェゴサングン)のOKが出て、料理が王の前に運ばれます。自分が作った料理を食べてみて、味覚が元に戻ったのを知り喜ぶチャングム。

 

次回に続く!

 

ウンベクの蜂の針で、チャングムに味覚が戻りました。よかったね。

韓国語版だと、役者さん本来の声がわかって良いです。ハン尚宮(サングン)の声、落ちついていて、素敵です。トックおじさんの妻(おばさん)は声がかなり高いので、日本語版よりもますますハイテンションに聞こえますね~。


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チャングム 完全版 [宮廷女官チャングムの誓い]

昨年末、放映が終わり、がっかりしていたところ、総集編が放映され、

しばらく総集編で楽しむか・・・と思っていたら、

今度は今年1月からBS2で韓国語版(日本語字幕)が完全版として

放映中ですね。

チャングムファンとしては嬉しい限りです

最初の頃は、結構細かいところは気にしていなかったので、

また最初から、じっくり見れるのはありがたいです。

それに、字幕版だと、役者さん本来の声がわかるので、

私はうれしいです。映画も字幕のほうが好き。

 

しかし、今度は放映時間が午後7時45分から9時という時間。

ちょうどその頃、我が家では子供を寝かしつける時間帯なのです

寝室にはを置いてないし、

ちょうど子供が寝た頃、チャングムも終わる時間・・・。

み、見れない(泣)

 

そうだ、録画だ!しかし、放映開始当時、我が家のハードディスク

録画機はBSの録画ができない状態でした。

必死こいてマニュアルを読み、足りない接続コードを買いに走り、

なんとか当日には手動で録画できる体勢を整えました 

そして、チャングムが始まり、さりげなく録画が始まったことを

確認してから「早く寝てくれ~」と念じつつ子供の寝かしつけに入り、

やっと寝たので録画したものを確認していると、

途中でなぜかラグビーの試合になってしまい、

そのうえ、その後画面が真っ黒です・・・(ToT)

悲しかった

 

その後も何度か失敗を繰り返しましたが、なんとかコツを飲み込み、

やっときちんと録画できるようになりました(ホッ)

 

 

 


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感動をありがとう!チャングムの誓いスペシャル [宮廷女官チャングムの誓い]

イ・ヨンエさんを迎えて行われたチャングムのファンミーティング未公開映像と、

チャングムの声の吹き替えを担当した生田智子さんが韓国に行き、

チェ尚宮(サングン)役キョン・ミリさんとミン・ジョンホ役チ・ジニさん、

イ・ビョンフン監督へのインタビューという内容でした。

 

キョン・ミリさんへのインタビューで、撮影開始3ヶ月前までは、

彼女がハン尚宮(サングン)役だったと聞いて、驚きました

もう、あのチェ尚宮(サングン)としてのチャングムの敵っぷりは、

ものすごいはまり役だったので、意外な感じですね~。

しかし、チェ尚宮(サングン)役がなかなか決まらず、監督が「君は今まで

善人の役ばかりだったから、悪人に挑戦してみないか、やりがいのあるのは

チェ尚宮(サングン)役だよ」と言われ、引き受けたとのこと。

脚本を見て、驚き悩んだが、一生懸命やったとのことでした。

おかげで、その後、強烈な役ばかり割り振られて大変なんだとか。

そんなキョン・ミリさんは、美容室も経営し、三児の母だとか。

その上、俳優。毎日とてつもなく、忙しそうです。

 

もし、あのチェ尚宮(サングン)の人が、ハン尚宮(サングン)役だったら・・・?

うまく想像できません。やっぱキョン・ミリさんはチェ尚宮(サングン)でばっちりです。

 

そういえば、子供の頃のチャングム役の子も、最初はチャングムでは

なかったのだけれども、せりふの覚えがいいので、チャングム役に抜擢されたとか。

監督は、フレキシブルにキャストを変え、ドラマをよりよいものにしたと思いました。

今日、明日はチャングム総集編ですね。

また録画しよ

宮廷女官 チャングムの誓い VOL.14

宮廷女官 チャングムの誓い VOL.14

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2005/12/21
  • メディア: DVD

 


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チャングム 54話  最終回 [宮廷女官チャングムの誓い]

王を助けたいと言う気持ちはわかるが、それは不可能だと言うイクピルとウンベク。チャングムは、チャンドクと彼らにウサギに手術をして助けた話をし、魚に鍼で麻酔をして見せます。

王の手術をすることに皇后は反対です。王を救うには、もうそれしか方法は無いと訴えるチャングムですが、他の方法を探せと命じる皇后。大臣らは王の枕元に押しかけ、医女テジャングムが王の体を害したのは明らか、あのような恐ろしいことを口にするのは許されぬ、厳罰を、と言います。王は尚宮(サングン)に支えられてやっと布団から起き上がるような状態ですが、余の主治医は医女テジャングムである、そちらは案じずとも良い、下がれと言います。その言葉を、薬を持ってきて王殿の外で聞いたチャングムは涙ぐみます。出てきた大臣は、お前だけは未来永劫絶対に許さぬと言います。
王に薬を飲ませ、もう一度だけ私を信じてくださいませんかと、王に頼むチャングムですが、王は、そちの医術を持ってしても、死人を生き返らせることはできぬ、たとえ王でも歳月に勝つことはできぬのだ、恐れも寂しさも悲しみも多い年月であった、だがそちが傍にいたから多くに耐えられたと言います。

ネイウォンに戻ると大臣に命じられたシンビが薬の用意をしています。薬は体の負担になるので駄目とチャングム。お灸をすることにします。王は長官にチャングムの言う通りにすればまだ生きられるのだろうな、だが大臣たちが大騒ぎするだろうと言います。王に休むよう勧める長官。会ったばかりなのに、もうまたチャングムに会いたい、と言う王。そこへチャングムがお灸を持ってきます。嬉しそうな王。チャングムは王に起きていらしてはいけません、と言い、布団に休ませ、お灸の準備をします。そのしぐさを見つめる王。

夜、ネイウォンで薬を煎じるチャングム。医女たちは居眠りしています。そこへ長官がやって来て、こっそりと、王命である、すぐに北の門へ行き、そこにいる者の指示を受けよと言います。チャングムがそこに行くと、ネシブの役人が立っています。袋をかぶせられ、連れ去られるチャングム。
袋から出されるとそこは、船の上でした。私は王の主治医です、お傍を離れられないんです!なんと言うことを!とチャングムは抗議しますが役人たちは無言です。

長官に、誰にも気づかれなかったかと尋ねる王。はい、お休みにならないと医女テジャングムに叱られますぞと答える長官。そうだな、と王。

ネイウォンでは医女テジャングムが3日も姿を見せないと、大臣が激怒。治療に自信が無くなり逃げた卑怯者だと。大臣は全土に早馬を出し、医女テジャングムを捕えよと指示。

船を降りたチャングムが歩いていくと、土を耕す男の姿がありました。ミン・ジョンホ氏です。近づく人の気配に気づき、振り向くチョンホ氏。2人はしばし見詰め合い、固く抱き合います。

ネシブの役人が、チョンホ氏に王の命令の書類を渡します。医女テジャングムと共に明国へ向かえ、そして医女テジャングムに伝えよ、病弱であったのを丈夫にしてくれて感謝している、愛する男を追い出した余を恨みもせず、悲しみを見せまいと耐えてくれたことに。また許せと伝えよ、医女テジャングムの命を狙う者どもから守ってやれなかったことを。これからは思う存分に医術の腕を振るい、人々を救うが良いと書かれていました。そして、王(中宗)死去。1544年11月でした。

王の死を知り、悲しむ民人ら。チャングム一行もそれを知ります。チャングムは戻らなければと言いますが、ネシブの役人はチャングムの人相書きが回っているのを見つけ、王命に従うのです、早くここから逃げるのですと強く言います。彼はチョンホ氏にも王の最期の命令を遂行せよと言います。
役人がチャングムを探しにやってきます。何度も振り返るチャングムを連れて逃げるチョンホ氏。


8年後、ある村で、チョンホ氏にお父さん、と呼びかける女の子。お母さんは?と尋ねると、髪を結い上げたチャングムが恐い顔で立っています。いいつけを守らなかった女の子のふくらはぎを棒でぴしぴしたたくチャングム。娘の泣き声を聞いてチョンホ氏が来て、甘い顔はいけませんと言うチャングムですが、娘を連れて行きます。

お母さんは心配なんだよと娘に言い聞かせるチョンホ氏。村の女がやってきて、昨日から陣痛だがまだ子供が生まれないと、チャングムを呼びに来ます。娘ソホンと一緒にすぐ出かけるチャングム。ソホンがチョンホ氏を呼びに行く途中、チャングムを探しに来たトックおじさんに会います。道を尋ねたおじさん。子供と別れてから、元気な子だなぁ、小さい頃のチャングムにそっくりだと言うおじさん。お母さんが役所に連れて行かれるとチョンホ氏に知らせると、チョンホ氏とソホンはすぐに、わずかばかりの荷物をまとめ、村人ともめるチャングムを助けに行きます。チャングムは母子を救うため、妊婦のお腹を切らせて下さいと言いますが、聞き入れてはもらえません。役所に連れて行かれそうになったところで、チョンホ氏と娘が来て、チャングムを連れて逃げます。村人達から逃げるチャングム一家の姿を遠目に目撃したおじさん。

戻ったトックおじさんは、おばさんとチャンドクとシンビにチャングムは生きていたと教えます。

シンビが皇太后(皇后)の肩をもんでいると、皇太后の部屋を訪ねてくる淑媛(スグォン)。シンビと、最高尚宮(チェゴサングン)が見守る中、淑媛(スグォン)は皇太后にチャングムが明国ではなく、国内にいると教え、どうか彼らの身分の回復をと願い出ます。そうだったのか、と言う皇太后。

チャングムは遠くのおばあさんの所に往診に出かけます。娘が寝ている夜明け前のうちに出かけましたが、明るくなると娘は途中で追いかけてきます。チャングムはおばあさんの診察をし、食事を作ってそっと置いて帰ります。帰る途中、娘がいないとチョンホ氏が心配して探しに来ます。

一家が家に帰ると、外に道具が散乱していて、兵士が3人を取り囲みます。おびえる3人ですが、以前チョンホ氏の部下だった兵士が現れ、皇太后様がお呼びです、あれにお乗りくださいと言って立派な輿を指差します。正装し、輿に乗り、王宮に着いた一家3人。皆に温かく迎えられます。

皇太后は、中宗は、ご自分の次の代まで身分を回復させないという要請を受け入れたことに胸を痛めていたが、インジョン王が、早くに崩御されたことで、そちを復権させる障害はなくなったと言い、チョンホ氏とチャングムの身分を回復すると言います。

皇太后はチャングムを部屋に呼び、私も中宗王も心から感謝している、あの時キョンウォンを救ってくれたからこそ、今、王としてその座にいると言います。
これからは、私の傍にいて、宮中で医女の指導をしなさいと言う皇太后。右大臣もチョンホ氏に過去は水に流してくれと言います。
トックおじさんとおばさんの家で、2人に父上、母上と挨拶をするチョンホ氏。ソホンもあいさつしますが、おじさんに、あれ、私のおじいさんだったの?と言います。

皇太后に、チャングムは民の治療に専念したいと言います。気持ちはわかるが、残念だと言う皇太后。

菜の花の咲く道を歩くチョンホ氏一家。後悔しないか、とチョンホ氏。はい、とチャングム。宮中は、多くを与えてくれるけれど、大切なものも奪う所、すべてを思い通りにできそうで、実は何もできない所。華やかに見えて、実は全てが悲しい所と答えます。では、今行く道は悲しくないか、人をなくさない道か、何でもできそうな道か、と問うチョンホ氏にチャングムは、はい、と答え、チョンホ氏もまた、私もそう思うと言います。

海岸を歩く親子3人。チョンホ氏は人の体に刃物を当ててはいけないとチャングムに約束させようとしますが、チャングムは約束しません。ソホンが海辺の洞窟で破水してひとりで苦しむ妊婦を見つけ、駆けつけたチャングムは、チョンホ氏に母子共に危険な状態、急がなければ、やらせてくださいと頼み、チョンホ氏はやむを得ず承諾。チャングムは手術の準備をします。
チョンホ氏と娘は水を汲みに行きます。2人が戻ると赤ん坊の泣き声が聞こえます。洞窟に戻ると、チャングムが赤ん坊を抱き、赤ちゃんも母親も無事ですと笑います。ちゃんとできました、なぜいけないんですか?と笑うチャングム。

これからもこの人は時代に逆らい、時代に問い続けていくだろう、人の命を救って、なぜいけないのかと。


終。


最後までハラハラさせられっぱしでした。チャングムは、ミン・ジョンホ氏と再会できて、夫婦になることができ、子供も生まれて、晴れて夫婦ともに身分も回復。よかったですね。

子供にお仕置きするところは、チャングムが子供の頃、お母さんに叱られたときとそっくりでした。

でも、まさか帝王切開で終わるとは思わなかった。あくまでも、医術を探求するチャングムなのですね。もう見られないのが残念です。

週1の楽しみを与えてくれたチャングム、ありがとう!

 


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チャングム 53話 [宮廷女官チャングムの誓い]

チャングムに、そちの言葉ひとつがどんな結果を招くか知っているかと念を押した上で、側室になるのは嫌かと尋ねる王。チャングムは、医術こそが私の道、さらに精進していきたいと答えます。
王の前で、ミン・ジョンホ氏を慕っていると答えたと言うチャングムに、彼は嬉しいです、王の前で私を認めてくれたのですねと答えます。自分の言葉のせいでチョンホ氏に危険が及ぶようになったらと案ずるチャングムの涙をぬぐってやるチョンホ氏。ところがそれを部屋の外に来た王が見ていました。長官の咳払いに、部屋から飛び出す2人ですが、去っていく王と共の者たちの後姿。明日の朝2人とも庭園に来るようにと言う長官。

朝の散策をしながら、ミン・ジョンホからそちとの縁を聞いたと言う王。王は、チャングムがチョンホ氏を助けたとき、父の形見のノリゲを落としたことを聞きます。歩きながら弓の練習場にやってきた王は、久しぶりに弓を引くことにし、一人では味気ないと言って、チョンホ氏と勝負することにしました。王は5本勝負で賭けをしようと言い出し、王は国に2つとない見事な自分の弓を賭けます。チョンホ氏は、私はそれと並ぶようなものを持っていないと言うと、王は、では、チャングムのノリゲを賭けよと命令します。弓の得意な王は4本まで的中。しかし、5本目はためらい、的から外します。チョンホ氏もまた王に負けない腕を披露しますが、弓を構える彼に、王が、余は医女チャングムを好いておる、そちもなのか?と問いかけ、チョンホ氏は動揺しますが、矢はしっかりと真ん中に的中。はい、と答えるチョンホ氏。王は弓に矢をつがえ、チョンホ氏を狙います。驚きますが、目を閉じるチョンホ氏。
王は弓をそらし、空に向かって矢を放ち、弓を放り投げると、去りました。部屋に戻った王はこぶしを握り締めます。

皇太后は、皇后になぜ早くチャングムを側室にする儀式をしないのかと皇后に言います。王はあくまでも治療のためにチャングムを傍に置きたいという考えなのだと説明する皇后ですが、皇太后は、男が女人を傍に置きたいと言うのは、本人が気づかずとも、気持ちがあるからだ、直ちに側室にする準備をせよと言います。

淑媛(スグォン)は部屋にチャングムを呼び、安心して、私から王にあなたとミン・ジョンホ様のことをお話したわと言います。最高尚宮(チェゴサングン)とチャンイは、興味しんしんで2人の仲を質問しますが、チャングムは質問に答えながら、どうしたらいいでしょう、こんなことになってしまってと泣いてしまいます。

皇后は王の部屋を訪ね、皇太后はチャングムをすぐに側室にせよと言っているが、私は王の気持ちがわかる、もし王が側室にする気はないと言えば、私から皇太后に伝える、と言いますが、王は無言。では、側室になさいますか?では、明日、側室の命を下します、と言い、下がる皇后。
最高尚宮(チェゴサングン)が王の部屋にリンゴを持ってきます。そのとき、ミン・ジョンホ氏が王に目通りにやってきます。胸騒ぎがして、そのことをチャングムに伝える最高尚宮(チェゴサングン)。

王と2人きりの部屋で、ミン・ジョンホ氏は王に訴えます。私は医女チャングムを愛しく思っております、たとえ一緒になることができなくても。彼女が進む道をさえぎるわけには参りません。医女としての道が、医女チャングムの生きる道そのものなのであり、医女チャングム自身なのです。それゆえ、チャングムは堂々と王の主治医になるべきです。そう取り計らうのが私の務めであり、愛し方なのです。命を懸けて申し上げます。どうか医女チャングムに与えられた道を歩ませてください、主治医にご任命ください。宮廷を混乱に陥れたこと、数々の王への不忠、すべて私が背負って参ります。臣下に君主の女人を思うことは許されません。不忠の私を打ち首にしてくださいと。王は無言です。

ネイウォンに戻ったチョンホ氏を待っていたチャングムは、王に何を話したのか尋ねますが彼は答えません。百年先も私の傍にいてくださるって。忘れないで下さい、と言うチャングムを激しく抱きしめるチョンホ氏。

王の前に、今度は淑媛(スグォン)がやってきて、泣きながら、チャングムとミン・ジョンホ氏は何の関係もない、私の勘違いですと言います。唐突に、彼女に余を愛しておるか、と尋ねる王。淑媛(スグォン)は、驚きのあまり涙も止まり、は?としか言えません。愛とは何であろう、愛とは、愛し方とはいかなるもの・・・と、ひとりごち、笑い出す王。

皇后はチャングムを側室に迎えるべく、儀式の準備を尚宮(サングン)にいいつけますが、そのとき、長官が王の「取りやめよ」という命令を持ってきます。

王はチャングムを一室に呼び、王の座には愛という感情が入り込む隙はないのだと言います。后と多くの側室を迎えたが、その背後にはそれぞれの勢力があった、そんな余がそちを愛するようになった、しかし、側室には迎えぬことにした、権力の狭間にそちを置きたくないし、そちの気持ちが無いのに手に入れても仕方ない、だが、傍にいてくれ、そちが心の支えゆえ、手放してはやれぬ。それが余なりの愛し方である、君主としての命令であり、男としての願いである、と。

大臣らを前に、王は、医術において抜きん出ている医女チャングムに「テジャングム(大長今=偉大なるチャングム)」の称号を授け、高い位を与え、自分の主治医に任命。チャングムはネイウォンの統括はせず、王の治療のみを担当すると。驚く大臣ら。ミン・ジョンホは直ちに辞令を書き、医女チャングムに伝えよ、これ以上の議論は無用と言い切ります。

ネイウォンの皆が見守る中、ミン・ジョンホ氏が辞令を読み上げ、チャングムに渡します。皆に礼をするチャングム。

大臣らはチャングムが主治医になる件は仕方なく認めましたが、ミン・ジョンホ氏を流刑にせよ、さらに身分回復は王の在位中はもちろん、王の跡継ぎ東宮の御世までも禁止しろと、さらに王に迫ります。とうとう、よきに計らえ、言う王。

淑媛(スグォン)は、チャングムが王の主治医となったことを喜びます。王は立派な決断をなさったと。しかしそこへチャンイが飛んできて、ミン・ジョンホ氏が宮廷から追放されたと知らせます。走るチャングム。

チョンホ氏の屋敷へ行き、どちらに?と尋ねるチャングムですが、もう、お発ちになりましたと聞かされます。そこへトックおじさん夫婦がやって来て、チャングムのノリゲがうちに届けられてビックリしたと言います。チョンホ氏の行き先を聞き、ノリゲを持って走るチャングム。やがて追いかけるチャングムは白い服で縄を掛けられ、引かれてゆくチョンホ氏の一行に追いつきます。チョンホ様、行かないで下さい、こんなのあんまりです。と言うチャングムに、チョンホ氏はお戻りを、と言います。私は追放された身、王の主治医ともあろうお方が、追ってきてはなりません。今まで重ねてきた努力がやっと実を結んだのです、絶対に、絶対に投げ出したりしてはなりません、これまでより、さらに精進しなければなりません、これまでより、ずっとつらく険しい道です。私的な感情は忘れなさいと。チョンホ様は、忘れられるのですか?と言うチャングムに、彼は、ええ、とっくに忘れましたと言い、背を向けます。チャングムは、私にはできません、と言いますが、せめて、これだけは持っていって下さいとノリゲを、チョンホ氏の後ろで縛られた手に持たせます。歩き出すチョンホ氏の一行。

主治医として王の診察をするチャングム。王は生まれつき腸が弱く、心配。だからつらくても常に腸の運動を行い、下腹部を冷やさぬように。病を治すのは医務官ではなく、王自身だと言うチャングム。チャングムの話を聞き、主治医を置いたつもりだったが、師匠を迎えたようだ、と言う王。
王に、病や薬草の研究のため、菜園を頂きたいと願い出、許されるチャングム。王の世話の合間に、チャングムは薬草を調べ、他の病人の様子を見、効果のあった薬草の使い方を医務官や医女たちに教えたり、書庫で調べ物をしたりします。書庫では役人たちが、何様のつもりかと陰口を言います。
人が身分を問うのであって、書物は人を問いません、と言った、チョンホ氏の言葉を思い出すチャングム。また、チャンドクと共に民の治療をし、飢えに苦しむ民を救う施策を王に進言するチャングム。王はそれを実行させます。そんな中、王の症状はだんだん悪くなっていきます。

新しい治療法を試すチャングム。魚に鍼をうったり、傷ついたウサギを手術したり。ある日、自ら実験台となり、チャンドクに鍼を打たせ、鍼で麻酔をすることに成功します。あのウサギのように、痛みを感じさせずに治療ができる。人間にもできるはずですと言うチャングム。

王が腸閉塞を起こし、呼ばれるチャングム。以前から心配していた症状です。そちがあれほど予防を心がけていたのに、と言う皇后。申し訳ございません、と言うチャングムに、王は、そちのせいではない、余が悪いのだ、それと年のせいだと言います。

大臣はネイウォンで、チャングム、イクピル、ウンベクを前にどうしてこうなるのだと激怒。チャングムは予防も処方も全力を尽くしてきたとイクピルは言いますが、大臣はそれはいい訳だ、治せと言います。医女たちは、あんなに気をつけていたのに、人間は年にはかなわないと話しています。大臣はチャングムの責任を問うつもりのようです。でも、私たちにはわかります、やれることはすべてなさいましたと。

王は腸閉塞が進み、お通じが無く、もはやどんな薬も鍼も効きません。チャングムには、実は一つだけ治療法があります。しかし、チャンドクに止められます。動物には試したけれど、人にはまだの方法だからです。王の体で試すわけにはいかない、危険すぎると止めるチャンドク。でも、助ける道があるのに何もしないわけにはいかない、とチャングム。

王はお通じが無く、かなり憔悴し、苦しそうな様子。私を最後にもう一度だけ信じてくださいませんかと、王に頼むチャングム。薬も鍼も効かないが、一つだけ方法がある、癒着した部分を直接切り取るのです、お腹を小刀で切り開くのです、と言うチャングム。王はもちろん、聞いていた医女たちも驚きます。


次回に続く!

 

王の手術をするつもりのチャングム。鍼で麻酔?恐いなぁ(-_-;)

 

とうとう王の主治医となったチャングムですが、いつも見守り励ましてくれた

ミン・ジョンホ氏は流刑にされてしまいました。

悲しい運命だけれど、予告をみるとまた彼に会えそうなので、

少し安心です。

とうとう最終回か・・・(>_<)


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チャングム 52話 [宮廷女官チャングムの誓い]

王の前を辞した後、ミン・ジョンホ氏は大臣らに、命令は無かったことにせよ、辞令交付は取りやめよと言われます。不当な命令を撤回するよう王に要請するのが臣下だと。
しかしチョンホ氏は王の命令は正当だ、と言いいます。大臣らは不満たらたら。右大臣も怒って、もうわしらの縁は終わりだ、そちは宮中から追い出すと怒鳴りつけ出て行きます。

イクピルはネイウォンで、皆チャングムに従うようにと言い渡します。ウンビは、チョドンとチョボクにこれからでも勉強してチャングムを追い抜いてやるわ!と言います。

皇太后が王殿の前に座り込みをします。あわてて皇后や王がかけつけ、止めるようにと頼みますが、私には王を国の根幹を軽んじる人物に育ててしまった罪がある、と言う皇太后。王が良く判りました謝ると、やっと皇太后は座り込みを止めます。

皇后に、医術に携わるものは、医術を極めることで判断されるべきなのに、私のことで騒ぎが起きるのがつらくてたまりません、身を隠したい気持ちです、と言うチャングム。

夜遅くネイウォンに戻ったチャングムに、シンビが、私とウンビさまは今夜王子様のお世話をする、これから私たちは、必死にがんばると覚悟を決めた、私たちの邪魔をしたら、あなたでも怒りますからねと言います。

チャングムが一人で靴下(?)を脱ぎ、足をさすっていると、突然王が一人で現れます。驚くチャングム。そちには悪いことをした、王位についてからはずっと余の心が晴れる事は無かったと言う王に、夜の庭の散策を提案するチャングム。
王をはだしで歩かせ、深呼吸させるチャングム。眠れない夜には、無理に眠ろうとせず、庭を散策するようにとすすめるチャングム。自分が夜、良く眠れないのをなぜ知っているのかと問う王。王は話すときいつも固くこぶしを握り締めている。そうすれば肩が張り、高等部に痛みが出るため常に不安を感じ、よく眠れない、そうすると肝臓が冒され、体が病む。体も心も傷つける。寝付けないときには散策をし、心に懸かることがあれば怒りを抑えず、信頼し、を許せる者に打ち明けるよう、好きな絵を再開するのもよいとアドバイスするチャングム。

王の御前には、ミン・ジョンホ氏を弾劾する訴状が山のように届き、大臣らはミン・ジョンホは大罪人、二度とこのようなことを起こさぬよう戒めるべきと訴えます。王は、余は過ちを犯したとは思わぬのに、何を察するのだ、下がれ!と一喝。その手はまた固くこぶしを握り締めています。

その後、王は毎朝チャングムと庭を散策しながら、自分の心の悩みを打ち明けます。私にそんなお話をなさるのは・・・と言うチャングムですが、王はそちがそうせよと言ったのだ、身近に心を許せる人物はいなかった、そちは命をかけても皇后の命令に従わず、それを余に告げ口もしなかった、余の言葉を決して口外しないであろう、それにそちは、絶対に病人を見捨てない医女だ、余を治療するためにも余のことを知ってほしいと答えるのでした。余を一番苦しめるのは自責の念だ、おそらくそれが、いつもこぶしを握っている理由であろうと打ち明ける王。その様子を遠くから見守るチョンホ氏。

王に書類を提出したチョンホ氏に、そちは医女チャングムといつ知り合ったのかと問う王。実は、まだチャングムがスラッカンの女官だった時、倭国の密偵を追っていて傷を負った私を助けてくれたのが医女チャングムでしたと答えるチョンホ氏。実は前王が失脚する前夜、余の屋敷に危険を顧みず、誕生日の祝いの酒を持ってきた少女がいた、賢い子でな。どうだ、そちの縁も奇妙だが、余との縁も奇妙であろうが、と笑う王。

チャンドクは主治医を辞退したことで怒っています。チャングムが毎朝王と散策しているのを、相手は王、皆が見ていると、とがめるチョンホ氏。

王が毎朝チャングムと散策をしているのが皇太后に知れ、皇太后は王に、なんとみっともないことをとお冠。それは誤解です、あれは私の心の病を治す治療の一環です、と言いますが、皇太后は、王はそんな心の病にかかるはずがない、治療なら医務官を呼べと一蹴。やっと主治医にするのをあきらめたと思ったら。そこまでして傍に置きたいなら、医女チャングムを側室にしなさいと言います。

チャンイが大騒ぎで飛んできて、スラッカンで指導をしていた最高尚宮(チェゴサングン)にチャングムが側室になると伝えます。2人は淑媛(スグォン)にも伝えます。

トックおじさんとおばさんに、チャングムが側室になると伝えるチャンイ。2人とも驚きますが、おばさんはいい話じゃないかと賛成の様子。一方おじさんは、じゃあミンの旦那とのことはどうなるんだと大反対。旦那のところへ嫁いだって妾にしかなれない、側室ならたいしたもんだというおばさん。チャンイはびっくりして詳しくチャングムとチョンホ氏のことを聞きだします。おじさん夫婦から、側室の話を聞き、なんてことと怒るチャンドク。だから私は宮中が嫌い、自分の意思が通らない所だからと言うチャンドク。

ネイウォンでは、そうなれば医術を行うことはできない、と反対意見。でも、いくらチャングムが嫌がっても、奥のことは皇后が決定すればそれで決まりです。皇后の部屋に行き、私は医女です、医術を行いたいですと言うチャングム。そちがなぜやってきたかは知っている、いくら皇太后の命令でも、王にその気が無ければ側室にはできぬ、安心しなさいと言う皇后。

チャングムを裏庭に呼ぶ王。思い上がって皇太后の誤解を招いた、罰としてファリンソへお送りくだしさいと言うチャングムですが、余も母上に指摘されるまで気づかなかったと言います。大臣らはチャングム側室の話にうまくことが運んだと喜びます。そして王になおもミン・ジョンホ氏を弾劾せよと迫るのです。

チョンホ氏は指が傷つくのもかまわず、やみくもに弓矢の練習に励みます。チョンホ氏がネイウォンに行くと、指が血だらけなのを見たチャングムは、治療をし、包帯を巻きます。あのとき、手を離すのではなかった。もう二度と、握り締めることができないかもしれない、と思うチョンホ氏。

淑媛(スグォン)の部屋で、最高尚宮(チェゴサングン)と淑媛(スグォン)に、チャングムとチョンホ氏は互いに慕い合い、駆け落ちまでした仲なのだと教えるチャンイ。2人の知り合ったいきさつにステキと感激する最高尚宮(チェゴサングン)ですが、よくないですよ、あと少しで側室なのにと言うチャンイ。淑媛(スグォン)はチャングムを呼び、チョンホ氏と駆け落ちまでしたのは本当なのか聞き、チャングムはうなずきます。チャングムを抱きしめ、つらかったでしょうと慰める淑媛(スグォン)。

淑媛(スグォン)は王に会い、チャングムは料理をするときは料理に、医女となってからは医術にひたむきに打ち込む子です、医女としてお傍に置くべきです、側室にしてはチャングムの才能をつぶすことになる、どうか親友チャングムを幸せにしてやってください、そして、慕い合うもの同士で、と言います。慕い合うもの同士、とはと問う王に、淑媛(スグォン)はチャングムはミン・ジョンホ氏をお慕いしていると言います。

明日、チャングムを側室にする儀式をしなさいと皇后に命令する皇太后。

王殿の人払いをし、チャングムを呼び、ミン・ジョンホを慕っているのかと尋ねる王。はい、と答えたチャングム。


次回に続く!


王族のかたがたは、物語の前半のときは料理を食べ比べて「うん、これはおいしい」とか言ってるだけの優雅な人たちだと思っていましたが、王には王なりの、皇后には皇后なりの悩み、心配事があるのだなと感じました。

どうかチャングムとミン・ジョンホ氏が幸せになれる方向でお願いします。


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チャングム 51話 [宮廷女官チャングムの誓い]

キョンウォン王子は高熱を出し、ひきつけ、意識を失ったということで、すぐに様子を見に行く王と皇后。ウンベクが診察しています。

王は、チャングムに王子の治療を任せてはと皇后に提案しますが、皇后は王子を医女に任せるのは嫌だと拒否。王が、しかし、皇后は余の治療を医女に任せたではないかと言うと、医局長は疑わしく、ネイウォンの医務官にも信頼が置けず、時間がなかった、他に仕方がなかったからだと言います。チャングムを王の主治医に任命したのは、私への無言の戒めであること、よくわかっております、今は反省しております、どうか、医女に見せろなどとおっしゃらないで下さい。キョンウォンをどうかお守りくださいと言う皇后。

王の主治医を辞退したため、チャングムはファリンソへ戻ることに。主治医をそんなに簡単にあきらめるのか、こんなことで志を捨てるのですか、と聞くミン・ジョンホ氏。チャングムは、医局長様を差し置き、淑媛(スグォン)さまを苦しめてまでこだわることではございません、申し訳ございませんと答えます。

王の前に訴状が山のように届きます。これはミン・ジョンホ氏に対する訴状で、ただ一人、チャングムを主治医にすることに賛成したため、国の法を犯した罪で、島流しにするようにという意見です。王はチョンホ氏を呼び、皆が反対する中一人賛成して、余の目に止まろうと考えたのかと問います。チョンホ氏はとんでもないことですと答え、医女チャングムを王の主治医にという意思を貫いて下さいと言います。チャングムは女人ゆえ大臣たちが反対している、なぜそれほどこだわるのかと言う王。最も大事なのは「人」だからです、王として一番に果たすべきは、優れた「男」を適所に据える事ではなく、優れた「人」を適所に据える事。医女チャングムは王族の治療にも当たり、疫病と間違えて民を見捨てたときも、それが食中毒だと突き止め、多くの命を救った、チェ女官長やオ・ギョモの事件のときも誰の誘惑にも脅迫にも惑わされなかった、王の傍に仕えるものとして、何の不足もございません。信頼するに足る優れた人物を選び、適所に置くことですと。
科挙で、15歳にして主席で合格したチョンホ氏。そちは試験に合格したときも同じことを言っていたと言葉をかける王。では、そちは臣下として何に長けておると言う問いに、チョンホ氏は、意味のないしきたりや、周りのねたみに行く手を阻まれている優れた人物を王様の傍に置くことだと答えます。

大臣らはミン・ジョンホ氏が一人で王の前に呼ばれたと知ります。王の信頼を得るために賛成したのだ、姑息な輩だ、許すわけにはいかぬと考えます。
チョンホ氏の上司、右大臣も彼が足かせになるとは思わなかった、参ったのぉと。

ファリンソには、貧民が病気の子供を抱えてやってきます。高熱で死にそうと訴えます。ファリンソの者は断りますが、チャングムは受け入れます。病気の子供の手に発疹があります。顔にも。チャングムはすぐに子供を医務官に見せます。この発疹は。

宮中ではネイウォンの診断でキョンウォン王子が天然痘とわかったため、隔離して治療することになりました。この時代、天然痘は予防も治療もできない病気でした。皇后は王子の部屋に入ろうとしますが、大人にも移る恐れがあるため王に止められます。移ってもかまわぬ、中に入れてくれと頼む皇后です。そこへ皇太后がやって来て、母として心配なのはわかるが、しかし何よりも皇后とは王の妻である、王の健やかなる事が第一。皇后殿に戻りなさいと叱ります。

ネイウォンでは、都の天然痘の状況を見るためヘーミンソと東西のファリンソの視察に行くことになりました。

どうか、キョンウォン王子をお助け下さいと神に祈る皇后。天然痘には治療法が無く、運を天に任せるしかないのです。

トックおじさんの妻(おばさん)に、居酒屋にこの薬を配るようにと言いつけるチャンドク。効果があるかどうかはわからないけれど、とにかくやってみなければなりません。くすねないでと言うチャンドクに、私だってかわいい子供を2人疫病で亡くしている、くすねたりしませんよと答えるおばさん。おばさんに謝り、梅の花と菜の花を取って来るよう指示するチャンドク。そのことを知ってれば、もしかして子供たちも死なずに済んだのにと言うおばさん。

視察に行くチボクとウンビが通りがかり、なぜ怪しい薬を配るのだと、とがめます。わからないからこそ、確かめるために使ってみなければ、と答えるチャンドク。天然痘を調べに来たんなら、患者は西のファリンソに集められていると言うチャンドク。そこはチャングムのいるところ。ウンビはまたチャングムがでしゃばっているに違いないわ、と言います。

西のファリンソに行ってもチャングムはいません。イクピル、チボク、ウンビ、シンビがチャングムのところに案内される途中で、貧民のチンドン屋が鐘太鼓を鳴らして人を集め、紙に書いた天然痘の予防法を知らせていました。薬を配るのも、予防法を知らせるのもすべてチャングムがしたことです。
チャングムは患者を貧民の小屋に隔離し、わが身を省みず、一人で天然痘の子供たちの看病をしていました。
ネイウォンの一行はそこへ行き、シンビが近づいて入るわよ、と声を掛けますが、駄目と答えるチャングム。あなたは宮中で治療をする医女だからと。実はキョンウォン王子も天然痘にかかられた、もし処方を見つけたのなら教えてと言うシンビに、今はただ患者の症状を記録して、症状に合わせて処方を工夫している段階、もう2人死んだけど、でも必ず処方を見つけて見せる、そうすれば多くの人が助かるわと言うチャングム。チボクはイクピルに何か言葉を掛けるように言いますが、イクピルらは何も声をかけずに去ります。

王子の部屋に入ろうとする皇后を止める王。医務官や医女らの王子様、と呼びかける声が聞こえ、皇后はたまらず王子の部屋に入り、病気が移る恐れがあるにもかかわらず、王子を抱きしめます。何とかして王子を助けておくれと懇願する皇后。皇后の取り乱した様子を見て、皇后が不憫でならぬ、イクピルにどうか王子を助けてやってくれ、どんな治療法を使ってもかまわぬ、と言う王。
イクピルは夜、チャングムのいる小屋を訪れます。チャングムは、病気の子供を抱いて、励まし、看病を続けています。そっとその様子を見て、無言で立ち去るイクピル。

王子が心配だが自分は何もできぬので、食欲もない皇后。しかし、食事を持ってきた最高尚宮(チェゴサングン)は、そんなことではいけません、周りのものが健康でこそ、病人が治る、回りが先にあきらめてはいけません、と言います。その言葉、チャングムね、と言う皇后。私にも同じことを言っていた、と。

チャングムが看病していた子供が治り、親たちは大喜び。あばたもなく、失明もせず、足に麻痺もありません。チャンドクがやって来て、どうやって治したのかと尋ねると、病を病ませてみただけなのです、と答えるチャングム。今までは熱が出たら下げ、発疹が出れば抑え、水ぶくれも膿も抑えていた、私は逆に、熱が出たら発汗をうながし、発疹や水ぶくれや膿がでたらどんどん出すようにしてみたのですと。経過を書きとめていたチャングム。これはすばらしい記録だわと言うチャンドク。しかし、患者によって症状も経過も違うので、すべての患者を救える方法ではないと言うチャングム。

チャングムが天然痘の子供を治したと聞き、チャングムが治療をしている粗末な小屋まで、皇后が直々にやって来、王子を助けておくれと言います。

宮中に戻り、ネイウォンの仲間たちと共に王子の治療にあたるチャングム。皆が協力し、(チャングムに批判的だったあのウンビまでも)、知恵を出し合い、力をあわせて仕事に励みます。

王に、都の天然痘は西のファリンソの迅速な判断により、終息しつつあると報告するミン・ジョンホ氏。決め手は民間療法を含め、医学書に書いてある予防法を広めたことで、流行が抑えられたと。的確に判断したのは医女チャングム。そこに長官が、皇后がチャングムを迎えに行き、王子の治療に当たらせていると報告します。

治療の甲斐あって、やがて王子は天然痘が治ります。王と共に王子の部屋に行き、喜ぶ皇后。その後、皇后は、そちは一人であの小屋で貧しい子らを励まし、自らの体を省みず看病を続けていた。そんなそちに私は人を殺めろとむごいことを命じたのだ。わが子が病にかかると露思わず、人の子の病を利用しようとした。かかれば助からぬと言われる恐ろしい病であるのに、そちはあきらめずに処方を探し、そして王子を助けてくれた。私が間違っていた、この恩は決して忘れぬ、これからは思う存分医療を施すがよい、と言う皇后。

居並ぶ重臣たちを前に、天然痘を防ぎ、キョンウォン王子を救った医女チャングムに米と布を与え、従九品として余の主治医に任命すると告げる王。

最高尚宮(チェゴサングン)、チャンイ、淑媛(スグォン)はチャングムが従九品に処せられると知ってビックリ。奴婢の身分の医女に官職を与えるなど、聞いたことが無かったからです。(ちなみに尚宮(サングン)は従五品、側室である淑媛(スグォン)は従四品)チャングムの身を案ずる淑媛(スグォン)です。

しかし大臣らは、それは国の根幹を揺るがす命令だと大反対。この国のあり方も起きてもすべて無視しネイウォンの秩序も根こそぎ揺るがす考えだと。
イクピルがやって来て上訴文を提出。王は彼に内容を皆に述べよと言います。ネイウォンの医務官、医女は全員王の意志に従いますと答えるイクピル。驚く大臣ら。私は医女チャングムの師匠に当たる者、それでもチャングムの指揮を受けようと思うのは、医術者としてのチャングムの姿勢にございます。チャングムの医術は母の愛でございます、ファリンソにおいても、王子の治療においても同じでございました。喜んでご命令に従いますと。なおも大臣らが反対する中王は、最終的に医女チャングムを従六品にと。王はミン・ジョンホ氏に辞令を交付せよと命じます。


次回に続く!


キョンウォン王子が病気が治り、「よかったわねえ」と言う皇后に、「母上さまぁ~」ニコニコ、と言うところがかわいかったです。


予告で、んんんんん?医女チャングムを側室にとか言いましたか?
王はなに考えてんだ!皇后や、側室も何人もいるのに、なぜまた必要か?

チャングムには、ミン・ジョンホ氏がいますから。
邪魔するなよ・・・って感じです。


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チャングム 50話 [宮廷女官チャングムの誓い]

王は、医女チャングムを今日から余の主治医とすると言います。驚き、反対する大臣ら。ミン・ジョンホ氏も王のその言葉を聞きます。

皇后はそれを女官から聞き、ありえないことだ、なんと言うこと、と言います。

チョンホ氏は辞表を出して宮中を出、王の言葉は告げず、チャングムと共に船に乗り、出発。

右大臣(チャチャンソンから昇進した)はチョンホ氏の辞表を見て、王がチャングムを取り立てたことで宮中は大騒ぎなので、何としても連れ戻せと部下に指示。

チャングムの置手紙を読んで、驚くトックおじさん。おばさんは字が読めませんが、手紙の内容をずばり当て、おじさんはもっと驚きます。
これでいいんだよと言うおばさんですが、おじさんはチャングムを探しに行きます。

船の上で、恐いですかと問うチョンホ氏にチャングムは、ときめいています、と答えます。嬉しいです、胸が弾み、晴れやかですと。私は怖いですと答えるチョンホ氏。これは一夜の夢ではないかと。

ネイウォンでは、王の命令に絶対に承服できぬという意見です。医女らも反対です。皇太后と皇后も王にはお考えを変えていただかねばならぬと言う意見です。重臣たちももちろん全員が反対です。

おばさんがチャンドクの薬坊でチャングムのことを話していると、シンビがやってきます。チャングムが出て行ったことは知らず、シンビは、もう大騒ぎです、王様がチャングムを主治医にするとおっしゃって、と言ったので2人はびっくりです。

船を降り、雪の積もった道を歩く2人。チョンホ氏に、何度も私のせいですべてを失うかもしれません、よろしいのですか?と問いかけるチャングム。チョンホ氏は私なら大丈夫です、心配しないでと答えます。手を差し出すチャングム。2人は雪の上を手を取り合って歩きます。小川はチョンホ氏がおぶって渡ります。
しかし、次の船着場に着いたとき、チョンホ氏の部下が追いつきます。そして、右大臣自らもやって来て、王が主治医にと望まれた医女を連れ去るなど、臣下たる振る舞いではなかろう、とチョンホ氏に都へ戻るよう命令。

右大臣は、チョンホ氏に自分だけではない、今回王が下した命令が大きな波紋を呼ぶことは判っているはず、まだ間に合う、我々や同志まで窮地に追い込むつもりかと言います。チョンホ氏は猶予をいただけませんかと言います。

2人でもう少し先まで行き、チャングムに行きましょう、一緒にと手を差し出すチョンホ氏。チャングムはその手を握りますが、行けません、と答えます。涙をこぼすチャングム。

右大臣は先に都に戻り、チョンホ氏とチャングムは2人で戻ることになり、そしてチャングムに王の主治医になることを辞退しなさい、チョンホ氏には宮中の混乱を抑えるよう、命じます。

都へ戻る船上、チョンホ氏はチャングムに、王の主治医になることを辞退してはなりませんと言います。自ら望まなくても歴史を変える人がいる。チャングムさんはそういう人です、そして今がその時。あなたが王の主治医になれば、それはこの国の歴史で初めて、女でありながら主治医になることになる。私が戻るのは右大臣の思惑のためでも、保身のためでもない。チャングムさんは主治医にふさわしい技量を持っている。ふさわしい人物がふさわしい地位に就く。それははるかに重要です。私がやるべきことです。主治医におなりなさいと。

都のトックおじさんの家に戻ったチャングムに、師のチャンドクも主治医をお受けしなさい。私が望んだのは、男と同じように仕事への情熱を認められたかった、医女でも精進しだいでは男に負けないと言うことを見せておやり、あんたには才能も心意気もある、たった1日だけでもいい、命を賭けてもおやりと言います。

宮中へ上がるとすぐにチャングムは、チャンイにつかまり、淑媛(スグォン)の所へ。淑媛(スグォン)は辞退しなさいと言います。
引き受ければ宮中に嵐が巻き起こると。

ネイウォンでは、言語道断、あってはならぬこと、辞退を申し出るのだと言われます。皇后も、チャングムが王の主治医になるのは反対です。私の気持ちはあの時と変わっておらぬ、私付きの尚宮(サングン)におなり、信じていますと言う皇后。

王の御前に上がったチャングム。重臣たちは口をそろえて王に考え直すよう請願。王は、余は国の根幹を崩そうとも考えてはおらぬし、国の法を犯そうとも思わぬ、医女チャングムは、母上の命、皇后の命、余の命も救った。命を救ってくれた医女に、余の健康を任せたい、それだけのことである。何が揺らぐと言うのか!医女チャングムには医術者としての志がある、左大臣、右大臣の勢力にも傾くことなく余の命を守ってくれると信ずると言い、チャングムに余はそちを信じ、余を任せる。主治医となるのだと命じます。
チャングムは、王にご命令に従います、と答えます。

右大臣はチョンホ氏にどういうことだ、チャングムに撤回させろと言いますが、チョンホ氏は王の命令は正当だと断ります。右大臣の同志がやってきて、彼らもチャングムに撤回させろと言います。左大臣はうまくことが運んだ、右大臣派は自滅するだろう、さすれば医女の件も解決と考えます。

皇太后と皇后は王の元に行き、皇太后は、王は何を考えておいでか、この国においてはありえないことです、いいえ、あってはならぬこと、命令を撤回なさいませと言います。
チャングムが辞退すれば済むのに、と言う皇太后。皇后付きの尚宮(サングン)は、淑媛(スグォン)はチャングムのスラッカンにいた頃からの親友で、淑媛(スグォン)に部屋で密かに2人を会わせた事がある、と皇太后に言います。皇太后は淑媛(スグォン)を呼び、なぜ自分の部屋で王とチャングムを会わせたのかと叱ります。お許しください、と謝る淑媛(スグォン)。

ネイウォンでは医局長イクピルが辞表を提出。イクピルに詫びるチャングムですが、患者が信頼しない医者は医者ではない。ゆえにそうしたまでのこと、私の助けまで期待するな、お前に悪気はなかったろうが、私はすべてを失ったと答えるイクピル。そしてウンベクも、気持ちが変わらぬならやるがいい、だが我々は後押しはしないぞ。名誉と仲間の支持と両方を手にすることはできぬ、と言います。医女たちも、医局長が辞表を出したのなら、
自分たちもそうすべきと考えます。しかし、シンビだけは辞表は書きません。先輩医女のウンビは、イクピルやウンベクを踏みつけてまで志が大事なの?と激しくチャングムを非難します。

自室に戻る途中、淑媛(スグォン)は破水し、倒れます。チャンイがすぐにチャングムを呼びます。お産は難産です。8ヶ月の早産のうえ、風熱のため、危険な状態です。淑媛(スグォン)は、途中、何度も失神。チャングムは懸命に手を尽くします。やっと女児が誕生しますが、気を失った淑媛(スグォン)の脈が途切れます。淑媛(スグォン)さま、死なないで、私が悪かったわと言いながら蘇生術をするチャングム。やがて淑媛(スグォン)は目を開けます。

お産の手当てが終わったチャングムは、チョンホ氏に辞退いたしますと言います。いけません、と言うチョンホ氏。医女は人を助けるのが役目、人を殺す医女にはなりたくありません、私の志など、どうでもいいのですと言うチャングム。

目を覚ました淑媛(スグォン)に、チャングムは申し訳ございませんと謝ります。そして生まれた赤ん坊を見せます。謝ったりしないで、あなたがいなかったら、私、死んでいたわと言う淑媛(スグォン)。

王の主治医の辞退を申し出るチャングム。そこへ、キョンウォン王子が倒れたとの知らせが。狼狽する皇后。


次回に続く!


いつもながら、長くてスミマセン。<(_ _)>

ネイウォンの仲間たちとは、どうもうまくいかないチャングムです。

才能がありすぎるのも、気の毒かもしれません。

でも、自分の命を救った医女に健康を任せたいという王の気持ちは正しいですよね~。


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チャングム 49話 [宮廷女官チャングムの誓い]

チャングムは精進のため、貧しい人々の治療をするファリンソ(活人署)への移動を王に願い出、許されます。ネイウォンの仲間たち、淑媛(スグォン)、皇后に惜しまれながら、宮中を出ます。

ネイウォンでは、イクピルが医局長、ウンベクが医局長補佐になりました。

朝早くファリンソへ出勤するチャングム。そこではミン・ジョンホ氏が来て、療養中の子供のために名前入りの凧を作ってやり、喜ばせていました。ファリンソでかいがいしいく患者の世話をするチャングム。夜、チョンホ氏を訪ね、ファリンソの子供たちに、字を教えてくれないかと頼むチャングム。チョンホ氏は承諾しますが、なんとなくそっけない態度です。
字を教えに来たチョンホ氏に、毎日来てくれないかと頼むチャングムに、なぜです?とよそよそしく答えるチョンホ氏。実は、私が毎日お会いしたいのです、とチャングムが言うと、それなら、最初からそういえばいいじゃないですか!と言うチョンホ氏。今まで気を揉ませられっぱなしだったから、仕返しです、わっはっはーと笑い、去るチョンホ氏。チャングムもそっけない態度の訳が判り、微笑みます。

スラッカンの新しい最高尚宮(チェゴサングン)が決まって三ヶ月が過ぎましたが、年齢のせいか、仕事がつらいと言い、新しい最高尚宮(チェゴサングン)を選ぶ、今度のキョンウォン王子の誕生日の席を競い合いの場とする、と尚宮(サングン)たちを集めて宣言。

ミン尚宮(サングン)は、淑媛(スグォン)の前では、細く長く宮中で生きるためには、あまり出世しないほうがいいんですよ~と言ったけれど、チャンイと2人になると、競い合いの相談をします。細く長くがモットーですが、長く太くにしちゃだめかしら?と言うミン尚宮(サングン)。

宴の日、ミン尚宮(サングン)も料理を作ります。結果、ミン尚宮(サングン)が最高尚宮(チェゴサングン)に選ばれ、なぜかあせりまくるミン尚宮(サングン)。長官からも早急に引継ぎをと命じられます。

ミン尚宮(サングン)はトックおじさんの家を訪ね、チャングムにどうしたらいいの?と相談。すると、チャングムはスラッカンにいた頃習ったことや、自分で調べたことの記録を差し出し、お役に立つと思います、とミン尚宮(サングン)に渡します。チョン尚宮(サングン)やハン尚宮(サングン)の意思を継ぐのはミン尚宮(サングン)さまだけですと励ますチャングム。そこへシンビが皇后の使いでやってきます。皇后は明日、チャングムに宮中に上がるようにとのこと。

最高尚宮(チェゴサングン)となり、王の前に料理を出し、私はまだ料理が未熟です、と詫びるミン尚宮(サングン)。しかし王は、美味であると言い、驚くミン尚宮(サングン)。新しい最高尚宮(チェゴサングン)は謙虚なだけでなく、努力家なのは感心なことだとほめる王。謙虚さには自信がございますと答えるミン尚宮(サングン)。

宮中に上がり、皇后に挨拶するチャングム。皇后は幼いキョンウォン王子を傍において、すぐ私の所へお戻り、気が休まらぬゆえ、具合がよくないのだと言います。私とキョンウォンの立場を思うと不安でたまらない、常に生きるか死ぬかなのだと。王子を呪ったお札を見せる皇后。そして、東宮付きの医女になり私の意に従うのだ。私は信じている、お前が裏切ることはないと、と言います。
皇后の前を辞すと、皇后殿の尚宮(サングン)がチャングムを部屋に呼び、皇后様のお心を代弁しよう、と言います。東宮は幼い頃から病弱で、近いうちに
亡くなる運命。しかし、もし短い間でも東宮が王位につけば、皇后、キョンウォン王子は失脚させられるだろう。だからお前は東宮の世話係となり、皇后をお守りするのだ、医術により、ネイウォンの医務官にも、宮中の誰にも気づかれず、治る見込みのない東宮を安らかに逝かせておやり。東宮が生きている限り、皇后の気が休まることはない、皇后より多大なご恩を受けていることを肝に銘じなさいと。

皇后の計らいで、ウンベクと共に東宮担当になったチャングム。ウンベクが東宮の病状を説明しても上の空です。

ファリンソに字を教えに来たミン・ジョンホ氏と、懐かしくてやってきたチャングム。子供たちと過ごすのは楽しい、そうだ、田舎で私と一緒に寺子屋と小さな薬坊を開きませんかと提案するチョンホ氏。思わずチャングムは泣いてしまいます。おや、イヤですか?というチョンホ氏に、ええ、イヤです、小さな薬坊はイヤです、大きくしてください。患者さんを大勢見られるように、と答えるチャングム。ああ、はい、寺子屋より大きくしてあげましょうと言うチョンホ氏。

東宮の世話をするチャングムに、王は世は安心しておる、と言葉をかけます。

皇后は、チャングムに、苦しいであろう、でもやっておくれと言います。つらいからこそ、そちに話した。そちには、私に返さねばならぬ借りがある。返しておくれ、それが世の常だ。さもなければ・・・と言います。そなたを失いたくない、と。

市場でチョンホ氏と買い物を楽しむチャングム。チョンホ氏はチャングムに美しいノリゲを贈ります。チャングムはチョンホ氏に、父の形見のノリゲを贈ります。私が持っているもので、一番大切なものを差し上げますと言って。

皇后の部屋に行き、ご命令に従うことはできません、ハン尚宮(サングン)や母の志には背けません。と言うチャングム。私は医女です、人の病を治すこと、人を生かすことこそ正義です。どんなご命令であれ、それに背くことはできませんと。私の頼みでもか?では命を絶たれても良いのだなと言う皇后。
私の命は差し上げられても、心を差し上げることはできません、ですから、この命をお取り下さいと答えるチャングム。皇后は、そちを失いたくないと、言ったであろうが!だからこそ頼んだのだ。よかろう、では、私付きの尚宮(サングン)におなりと言います。
そこへ、王が訪れます。

王は、皇后の部屋の前で待つ間、チャングムの、命は差し上げられても、心を差し上げることはできませんという言葉を聞いていました。
密かにチャングムを淑媛(スグォン)の部屋に呼ばせる王。

王は、チャングムに、皇后が奪おうとした心とは何だ?たとえ殺されてもできぬと拒んだのは何だ?と尋ねます。答えないチャングム。答えねば王を欺いた罪に問われるのだぞ。皇后が何を頼んだか、大体見当はついている、答えよ、と言われても答えないチャングム。ここに皇后を呼ぶか?と聞く王。お答えできません、いっそ、私を殺してくださいませ。と言うチャングム。

王の前を辞したチャングムは、急いでミン・ジョンホ氏を探します。しかし、そういう時に限って、互いを探して2人はすれ違い続け、出会えたのは夜になってからでした。いつも私の傍にいるとおっしゃったのに、どこにいらしたんですか!と叫ぶチャングム。そしてチョンホ氏に抱きつき、どうか私をさらって逃げてください、お願いです。訳は何も聞かずに連れて逃げてください、おねがいします。と泣くチャングム。
チョンホ氏は、明日辞職願いを出しますから、1日だけ待ってくださいと言います。

翌日、ミン・ジョンホ氏が大臣を探すと、王の御前だということで、王殿に向かうチョンホ氏。王は、大臣らを集め、医女チャングムを今日から余の主治医とすると言います。驚く大臣ら。チョンホ氏も王のその言葉を聞きます。


次回に続く!


せっかく宿敵がいなくなったのに、今度は皇后が無理な命令を出しましたね~。困ったもんだ。
王様まで、チャングムを主治医にすると言い出すし。

なんと、あのミン尚宮(サングン)さまも、今回最高尚宮(チェゴサングン)になりました。

でも、それより次回ヨンセン→淑媛(スグォン)はどうなるのでしょう?死なないで!涙必至な予感です。


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チャングム 48話 [宮廷女官チャングムの誓い]

アヒル事件の検証に現れた医局長。安全のため、ミン・ジョンホ氏に頼み、身を隠したのです。罪を償うには心の整理が必要だった、と言う医局長。事件は2人の企みですと証言。そのとき尋問したのはオ・ギョモでした。ヨリも、女官長の指示で偽の遺書を届けたことを認めます。また、証人として、アヒルの試食をしたホンイが呼ばれ、ホンイはそのとき女官長が宮中にいたと証言。その後(ユン尚宮(サングン))に別室でアワビをもらい、手紙を試食の現場にいた前女官長に届けるよう言われたと。そして前女官長のお付きの尚宮(サングン)が現れ、前女官長から託されたその手紙を、証拠として出します。当然、差出人の名前も書いてあります。
女官長とオ・ギョモは必死で弁解しますが、もう手遅れ。王に報告するゆえ、沙汰を待てと言い渡され、オ・ギョモは自宅に軟禁、女官長は身柄を拘束されます。

王により左讃成(チャチャンソン)が尋問官に任命されます。罪人に厳罰を与えよ、と言う王。

オ・ギョモは逮捕され、パンスルは使用人に荷物を担がせ逃亡。オ・ギョモ邸やパンスル邸が捜索されます。しかし、役人に追われ、渡し舟に乗ろうとしたところで、船頭に化けていたトックおじさんに捕まえられます。クミョン、医局長、ヨリも逮捕されます。

オ・ギョモの尋問が始まり、 オ・ギョモはしらを切りますが、チョンホ氏が密貿易の書類を出すと、ぐうの音も出ません。そこへ、女官長逃亡の知らせが。すぐに追っ手がかかります。
氷室に隠れ、皇太后付きの尚宮(サングン)にお金を渡し、皇太后に会わせてくれと頼みますが、皇太后は尚宮(サングン)を叱り、すぐに通報するよう言います。尚宮(サングン)は女官長にお金を返し、役所へ。次は、女官長は王殿の尚宮(サングン)に王に会わせてほしいと頼みますが、尚宮(サングン)は役人に話を。今度はキムチ納屋に隠れ、必死でどうするか思案。淑媛(スグォン)の女官がそれを知り、淑媛(スグォン)に報告。

女官長がどうせなら王の前で死のうと考えると、納屋にチャングムが来ます。なぜこのような道を選ばれるのですか?と問うチャングム。富と権力、一族の名誉のためと答える女官長。女官長様の手は血まみれです、と言うチャングム。既に王の命令で、パンスルの財産はすべて没収、兄上もクミョンも捕まった、女官長が自首しないと、クミョンがすべての罪を背負うことになる、と言い、立ち去るチャングム。クミョンに罪はないとつぶやく女官長。
通報しないのか、と言うミン尚宮(サングン)やチャンイに、きっと自首なさるでしょう、そうなさると信じたいのです。と言い、去るチャングム。

夜をさまよう女官長の耳に、ハン尚宮(サングン)やチョン尚宮(サングン)のなじる声が聞こえます。ミョンイ(チャングムの母)の墓に行き、あなたを許せない、なぜあれを見てしまったの?娘まで宮廷に送りこんで。しぶとい人ねと語りかける女官長。もし私があなたに生まれて、あなたが私に生まれていれば、運命は違ったの?知りたくてたまらない、と。私が許しを請うとすれば、それはあなたにだけ。家と一族を捨てられなかった私を許して頂戴と言う女官長。そして、自首するわ、クミョンのためにと言ってそこを去ります。山道の途中で、赤いリボンが木の枝に引っかかっているのを取ろうとする女官長。足を滑らせ、とっさに木の枝につかまりますが、足の下に地面はなく、高い崖です。昔、まだ宮中に上がったばかりの少女の頃、ミョンイやぺギョンと仲良くしていた頃を思い出します。自分が高い木の枝ににぶら下がって、恐くて降りられなくなったとき、2人は受け止めてあげるから、手を離しなさい、と言ったのでした。手を離す女官長。
赤いリボンが風に舞い・・・。

ミン・ジョンホ氏から、女官長が山の中で死んでいたと聞くチャングム。そこは、チャングムの母のお墓がある場所でした。

女官長の死を気の毒がるミン尚宮(サングン)やチャンイに、淑媛(スグォン)は厳しい。あれだけチョン尚宮(サングン)やハン尚宮(サングン)、チャングムにひどいことをしたし、罪のないユン尚宮(サングン)まで手にかけた人よ、と。これでよかったのです。せめてもの罪滅ぼしになるでしょうと。

女官長の死を聞き、牢の中で悲しむクミョン。オ・ギョモらに判決が出されます。オ・ギョモは流刑、パンスルは鞭打ちのうえ、鉱山の奴婢に。クミョンも職を剥奪。ユンスとヨリも資格を剥奪され、宮中を出ます。パンスルは鉱山へ行く途中で死にます。クミョンは、宮中を出る前にチャングムを呼び、ミョンイの手紙をチャングムに返します。宮中を出、歩いているクミョンに、チョンホ氏は申し訳ないと詫びます。生まれ変わっても、その言葉は2度と聞きたくありませんと言い残し、去るクミョン。

チャングムがチェ一族に復讐を果たしたことを、トックおじさんの家で喜ぶウンベクとチャンドク。

チャングムは王の病を治し、オ・ギョモらの悪行を暴いた褒美に、米、豆、高麗人参をつかわされます。そして3つの願いを王に願い出ます。
ひとつは亡きハン尚宮(サングン)の身分を回復すること。ひとつは昔スラッカンの女官だった母の身分の回復。
そして、もうひとつの願いとは。

スラッカンに新しい最高尚宮(チェゴサングン)がやってきました。チャングムです。女官たちは驚きます。しかし、チャングムがスラッカンの最高尚宮(チェゴサングン)になったのは、新しい最高尚宮(チェゴサングン)が決まるまでの数日だけです。

チャングムは最高尚宮(チェゴサングン)として王に料理を作って出し、最高尚宮(チェゴサングン)に伝わる秘伝の書に亡き母の願いどおり、母の恨みを綴ります。お母さん、お会いしたいです。一目だけでもと涙するチャングム。幼い見習い女官たちに指導をしていると、そこにハン尚宮(サングン)の幻が現れ、ミョンイがありがとうと伝えてくれと言っていた、そして私も。ありがとう、チャングムと言い、消えるのでした。母とハン尚宮(サングン)が酢を埋めた場所に行き、うずくまって号泣するチャングム。
その様子をそっと遠くから見守るチョンホ氏。夜、2人でそぞろ歩きながら、今までの思いをチョンホ氏に語るチャングム。
チョンホ氏はチャングムをやさしく抱き寄せるのでした。

最高尚宮(チェゴサングン)の仕事を終えて医女に戻り、王に礼を述べたチャングム。王は、まだ王子だった頃、酒を届けに来た少女がチャングムだったのではないか?と尋ねます。そうでございます。と答えるチャングム。


次回に続く!


とうとうチェ尚宮(サングン)も死んでしまいました。
「許さぬ、絶対に許さぬぞ!未来永劫許すものか!!」って言ったとき、迫力満点でしたねぇ。
憎まれ役でしたが、もうあの方にお会いできないと思うと、それはそれで少しさびしい気もします。
クミョンも宮中を出ましたし。

でも、チャングムも復讐を果たし、母の遺言どおり、スラッカンの最高尚宮(チェゴサングン)になれてよかったですね!

 


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