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旦那の歩行困難は原因が脊髄腫瘍だった [ダンナの脊髄腫瘍]

旦那、現在59才の話です。
考えれば去年の春ぐらいから、左足を引きずって歩くようになっていました。
6年ほど前に、脳梗塞になって、その時、右脳に血の塊が詰まって体の左側に麻痺が出たため、「今頃になって脳梗塞の後遺症が出てきたのかな[exclamation&question]」と思っていたのです。

先年12月末ごろ、夫の父(私にとっては義父)が亡下記画像の赤丸内が腫瘍です。神経を押しつぶしています。くなりましたが、その葬儀のころや、四十九日のころは、杖をついてやっと左足を引きずって歩く状態でした。段々と足が悪くなり、歩くのが難しくなってきたため、やむなく3月末で会社を退職。障がい者認定の手続きをしました。その間、脳梗塞のかかりつけの脳外科で脳のMRIや、整形外科の個人病院で腰のMRIを撮影しても異常なく、原因がわからず。近所の診療所の整形外科の医師が、週1回だけ別の大きな病院から来ており、その医師が自分の職場の大きな病院で詳しい全身の検査を手配してくれたのが6月。
そこでのMRI検査で、脊椎の中に腫瘍があるのがわかり(腫瘍の大きさ約2センチ)、それが神経を押しつぶす形で圧迫しているため、足が不自由になっているのがわかりました。ここで具体的な病名「脊髄腫瘍」というのがわかりました。ちなみにインターネット情報では脊髄腫瘍は10万人に1人がなるという病気で、脳腫瘍より患者は少ないらしい。

下記画像の赤丸内が腫瘍です。神経を押しつぶしています。

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この頃、すごく状態が悪く、歩くのは何かにつかまるか、杖をついて一歩一歩ゆっくりゆっくりと移動するのがやっと。床に座ると、なかなか立ち上がれないため、布団はやめてベッドに。座ったままで姿勢をまっすぐ保つことができず、ずるずるっと倒れて行ってしまう。トイレがやたら近く1,2時間おきに行くけど、あまり出ない。トイレ(小)が間に合わないことがよくあるため、大人用紙おむつを使っていた。寝るときはトイレに近い部屋にした。という感じ。

早く手術したほうがいいけど、大学病院でしかできないということで早速、大学病院の整形外科に紹介状を書いてもらいました。

6月13日(木)紹介状とMRI画像をもって大学病院の整形外科外来に行きました。
やはり腫瘍が大きく、症状も重いので、早めに手術の手配をしますとのこと。日時は後で連絡すると言われました。
大学病院まで車で1時間半と遠いため、その日の外来でなるべく手術前の検査をしますという指示で、血液検査やMRIやCTなどいろいろして、お金を払ったらもう夕方5時過ぎ。疲れたので、二人で病院の食堂で夕食を食べてから帰ることに。
で、病院を出たのが6時前くらい。車の中で旦那のケータイが鳴りました。

先ほどの大学の外来の医師から。「来週の水曜日の手術が1件キャンセルになったので、その日にあなたの手術ができるけど、どうか?あなたはワーファリンという薬を飲んでいるので、その薬をほかの薬に切り替えて手術する必要があるので、明日10時半までに入院できるか?」という内容。まさかの明日入院、の話でしたが早いほうがこちらもありがたいと思い、承諾。断ったらいつ手術できるかわからないので。帰宅してから入院準備などでバタバタ。
ワーファリンは脳梗塞後、ずっと飲んでいる薬で、血液をサラサラにし、血栓ができにくくするために使用している。この薬を飲んだまま手術すると血が固まりにくいため、手術するときはいったん服用を中止しなければならない。そのために早めの金曜日からの入院となった。

6月18日(火)夜、10時過ぎ、新潟県村上地域、山形県鶴岡地域で強い地震が発生。
幸い自宅のほうはかなり揺れたものの、被害は0。新潟市のほうが震源地に近いので、病院は大丈夫かな、と不安になる。

6月19日(水)病院に行ってみたら被害は何もなかったので安心する。手術も予定通り午後から行う。午後1時45分ごろ車いすで手術室へ向かい、ベッドのまま部屋に戻ったのは午後7時30分ごろ。手術前、手術後の処置を含め約6時間弱かかった。手術直後に、今まで全く動かなかった左足の足首が、自分で動かせている!夏至が近いため日が長く、夜になっても寂しい感じがしなくてありがたかった。まだぼーっとしている感じだが意識が戻り、目も見えているようだ。

その後は私も仕事があるため、2.3日おきにしか面会は行けなかったが、順調に回復して、大人用歩行器を使って歩く練習やリハビリをしていたようです。内臓はどこも悪くないので食事はいつも完食していたようです。手術の傷跡は、背中の首の下側で、10センチほどです。

2週間ほどその病院でリハビリの後、別のもう少し自宅に近いほうの病院にリハビリのため転院しました。1か月ほどで退院し、今は自宅療養中です。

手術前はただ普通に何も掴まらずにまっすぐ立っているのすら難しかったのが、今は何も掴まなくても安定して立っています。まだ左足は引きずっていますが杖を突いて歩いてます。頻尿も改善されたようで、紙おむつもいりません。
あのまま原因がわからずにいたら、今頃もっとずっと状態が悪くなり、介護が必要だったかもしれないと思うと、ぞっとします。
早く手術していただいてほんとうによかったです。
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